LES Japan ライセンス実務講座

企業経営に貢献する知的財産ライセンスの基礎
~一から学ぶライセンス実務の基本と実践~

  1. 講 師: 桂均氏(パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社 R&D企画センター 知的財産総括)
  2. ■講師からのメッセージ
     講師はパナソニックにおいて25年間、多種多様なライセンス、特許侵害訴訟 等の実務を担当されてきました。
     本講座では、初めてライセンス業務を担当する方、今後、専門性を広げてみ たいと考えている方を対象に、企業活動に関わるライセンス実務の背景、 交渉の進め方および関連契約の解説など、受講生の皆様にとって今後の基本 となる基礎的な知識を解説します。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. TBD

知財分野における英文ライセンス契約書の作成/チェック~読解から作成まで(演習付き)~

  1. 講 師: 荻野 誠 氏(元東京理科大学大学院教授、元日本ライセンス協会会長)
  2. ■講師からのメッセージ
     講師は日立製作所において30年間、主に海外企業を中心とする国内外企業とのライセンスや特許侵害訴訟、また、海外法務や海外技術提携契約の実務を担当されました。
     本講座では英米法の基礎、国際ライセンス契約書の構成や主要条文のキーポイント等についてのお話と、受講生の皆さんが実際に英文ライセンス契約書を作成する演習があります。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. PartⅠ. 基礎知識としての英米法
  5. 1.ライセンス界のde facto標準としての英米法
    2.契約の背景となる文化の違い
    3.英米法、コモンローとは
    4.英米法の特徴
    5.英米契約法入門
  6. Part II.国際ライセンス契約概論
  7. 1.国際ライセンス契約とは
    2.ライセンス契約の目的
    3.ライセンス契約の類型
    4.国際特許ライセンス契約に至る流れ
    5.契約交渉、契約書作成での留意点
  8. Part III.国際ライセンス契約書
  9. 1.国際ライセンス契約書の構成
    2.契約書の英語表現
    3.国際ライセンス契約書の条項-頭書部
    4.国際ライセンス契約書の条項-リサイタル
    5.国際ライセンス契約書の条項-定義
    6.国際ライセンス契約書の条項-主要条項
    7.国際ライセンス契約書の条項-一般条項
  10. Part IV.国際(英文)ライセンス契約書の作成演習

化学・バイオ分野の知財ライセンス
~実務家の経験に基づくポイント(交渉演習付き)~

  1. ■講師
    浅野 滋啓 氏(国立循環器病研究センター・産学連携本部長、元武田薬品工業(株)・知的財産部・シニアマネージャー)
  2. ■講師からのメッセージ
    講師は、製薬企業・知財部門において25年以上、医薬以外の異業種との連携も含め、共同研究、技術・製品のライセンス、DD、M&A、係争訴訟等で、契約交渉を多数担当された後、大学に移り、アカデミア発の研究成果の企業への導出を成功させるべく、知財戦略や契約実務を推進しておられます。企業や大学等とのコラボレーションを多数推進してきた実際の体験を踏まえ、研究開発から事業化における連携、契約交渉において、企業、ベンチャー、アカデミアそれぞれが、どんな点を重視しているか等、また、様々な成功例・失敗例をベースに、難局を如何に乗り越えるか等、具体的な事例を多数交え、分かりやすく解説します。 特に、
    ・「どうチェックしたらよいか分からない」 との契約書に対する苦手意識を克服し、実際に活用できる幅広い知識とスキルを習得いただくことにフォーカス。ライセンス実務について1日で概要をマスターできるよう、コンパクトかつ体系的に解説。
    ・化学・バイオ分野特有のポイントは勿論、企業とアカデミアの両者の目線で、分野を問わず広く実務に生かせる契約書のチェックポイントや交渉のコツ・ノウハウ等を紹介します。
    企業、大学、特許/法律事務所等でライセンス実務に携わる方々だけでなく、研究開発、戦略企画、事業開発、法務など、幅広い部門の皆様方の業務に活用戴けるものと信じ願っております。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. Ⅰ.ライセンスにおける様々な契約をマスターする
  5. ①秘密保持契約書(CDA/NDA)、②サンプル提供契約(MTA)、 ③フィージビリティー・スタディー(FS)契約、④オプション契約、⑤特許ライセンス契約、⑥共同出願契約、⑦共同研究・開発契約、⑨供給/サプライ契約、⑩タームシート、⑪覚書、⑫LOI(Letter of Intent)他
  6. Ⅱ.契約書は、ここを、このようにチェックする (演習付)
  7. ①前文、②定義、③秘密保持、④成果の扱い、⑤実施許諾、⑥対価、⑦改良発明、⑧開発・企業化、⑨改良発明、⑩特許の権利化・維持、⑪特許侵害、⑫表明・保証、⑬締結日と発効日、⑭契約期間、⑮契約終了、⑯存続条項、⑰Change of Control、⑱一般条項 etc.
  8. Ⅲ.化学・バイオ分野のライセンスの特徴と戦略
  9. Ⅳ.産学連携を上手く、効果的に進める方法(アカデミア‐企業間のコラボで特に留意すべき点、対策)
  10. Ⅴ.デュー・デリジェンス(DD)~ 実務とポイント(ライバルに勝つ、技術・製品の導入、M&Aの実施 etc.)
  11. Ⅵ.契約交渉のコツ あれこれ ~ 具体的事例から学ぶ

知財ライセンス実務交渉 ~模擬交渉を通じて交渉戦略の基礎から応用を学ぶ~

  1. ■講師
    今井 正栄 氏 (ライセンス協会次期会長、太陽国際特許事務所、元富士フイルムホールディングス執行役員知的財産部長)
  2. ■講師からのメッセージ
    本講座は、講師が用意したシナリオに基づき、参加者がグループに分かれてライセンス模擬交渉をしていただく受講者参加講座です。自らライセンス交渉の疑似体験をしていただきながら、他グループの模擬交渉を見ることで、交渉の分かれ道での異なる考え方に接することになり、さらに視野を広げていただけます。
  3. ■講座の内容(一部変更となる場合がありますので、予めご了承下さい。)
  4. 講座の流れ
  5.  2回に分けて下記事例を取り扱います。
     第1回(東京会場): ライセンスOUTによりライセンス収入を得る交渉
     第2回(大阪会場): クロスライセンスにより事業の自由度を確保する交渉
     講義の進め方は以下の通りです。
    (1)ライセンス交渉の目的や基礎の戦略につての説明
    (2)模擬交渉の全体解説
      背景・シナリオの確認、争点の明確化
    (3)グループ討議:方針、具体策の協議
    (4)グループ間の模擬交渉
    (5)全体討議・講評
  6. 模擬交渉の設定
  7. <第1回>
    A社は、新規参入を目指して研究開発を行っていたが、サンプル品の市場での評価が芳しくなく開発中止が決定された。保有する特許の処分についいては知財部に委ねられた。日本特許出願件数は100件、登録特許は40件、外国は主に米国、韓国、中国、EP(英独仏)。
    先行企業の製品を解析して開発を進めていたので、権利行使可能な特許5件を保有していた。これまでの研究開発費の回収を目指して権利行使することにした。
    <第2回>
    電気通信機器業界では、各社は他社牽制のための膨大な特許を取得している。中には侵害回避困難な特許もありライセンス交渉が必要になる。交渉相手の自社特許侵害証拠を基に、金銭支払いのないクロスライセンスでの解決を図ることとした。
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